隣のおっさんがくさい

世に対して不平不満を言いつつも何とか楽しもうと試みる弱者のブログです。

ブスに奢るのは未来への投資?

皆さん、こんにちは。

ゴールデンウィーク中は、ずっと喉は痛いし咳もでるしで何もする気が起きなかったカオナシです。

  奢るという行為

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ほんと唐突なんですが、私は基本的に奢るという行為が好きではありません。

しかし、お互いに律儀な奢りに限定するのであれば、奢るのもいいなと思っています。

律儀な奢りといいますと自説ですが、「互いに多少金額差はあれど奢られたことを忘れず、機会があれば奢り返そうと両者が思い合っている」という事だと思っています。

 さらに詳しく補足しますに「お互いが奢られたことを忘れず、奢った側が忘れたころでもまだ奢ってもらった側は覚えていて、機会があれば奢り返してくれる」ような関係が理想です。

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 「奢った方が忘れたころでもまだ覚えていてくれて奢り返してくれる」というのが特に重要で、正直奢った方は時がたって奢ったことすら忘れているので、そんなときに奢られれば突然幸運がやってきた状態になります。

これをほかで例えますと、昔なくしたお年玉が本の間から出てきたばりの感動に似ています。本人の中では消化してしまっていたと思っていたものが突如現れると得した気分になるあれです。

(マイナスがゼロになっただけなのに、気持ち的にはゼロがプラスになったような気分になりますよね。ずっと思い出せないものが思い出せた時もテンション上がりますね。)

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そして「自分が忘れた頃にちゃんと奢られたという事実を覚えていてくれている」こともポイントが高いです。

 

過去の自分が相手に奢ったことで、結果として今の自分に返ってくる事になり気分もいいので「今度の時は自分が奢るよ」と今後の奢り合いにもつながります。

 

お互いに金銭の損得の偏りはありませんが気持ちの良さが循環しますし、お金のやり取りがお互いにできてる方が「あいつなら大丈夫」というさらなる信頼関係にもつながります。

 

(トラブルになりやすいお金ですが、お互いにそこをしっかり考えていればプラスにも働くと考えています。)

片方ばかりが奢っていたりするのは、正直破綻が見えてます。f:id:motetaitan:20180510183203p:plain

 (一応例外としてマルクスとエンゲルスのような友情もあります)

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 エンゲルスはマルクスと絶縁状態になった。夫人の逝去をマルクスに手紙で知らせ、返信で金の無心が来た時である。しかし、その絶縁も解消される。マルクスは借金取りから追い立てられエンゲルスの支援金も返済に充てず、子供たちの学費や習い事に充てた。エンゲルスは文句を言わずに援助を続けた。

小松正之『世界と私』

しかし、いままで多くの人と関わってきましたが、なかなかお互いがそういう考え方で一致するというのが難しい現状です。

 奢られても特に気にしない人もいますし、とりあえず頼んでみて奢ってくれたら「ラッキー」という軽いノリの人も多いです。(冗談で言う人も多いので、そこは判断が付きません。自分も冗談では言うことはありますので)

  そもそも、奢られることに抵抗がない人に私は少し引きます。

 バイトをしているならば尚の事ですが、自分の大切な時間をお金に換えているわけですし、「奢られる=他者から時間をもらっている」という印象が強いです。それをあまり意識せず享受しようとする人とは、あまり私は相性が良くありません。

 

 ブスにも奢るのは正解?

 ここまでは前置きで私の価値観を話させていただきましたが

今回の記事では、バイト先の先輩から聞いた意見について一考してみたいと思います。 

 その先輩は、さしで女性と飲む際はどんなブスでも全額奢るし、男女混合の飲み会では男が多く出すべきという考え方の人でした。f:id:motetaitan:20180510183321p:plain

というのも、どうやら奢らなかった場合に考えられる女性からの風評被害を恐れての事でした。また、奢ったことでいい評判が広がれば周りの女子にも広がり未来的にプラスになるからとも言っていました。

 

 悪口のほうが広がるのが早い

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正直、非常に分かるところです。

そもそも世間一般に言えることですが、「あのひとすごいやさしい」というよりも「あいつは性格が悪い」という話のほうが早く広く深く伝わると思います。そしてそれが、顔を合わせていない人に伝われば、なおさら噂は信憑性をもたれます。 

そして、基本的に人の悪口を言う際は発言者個人の主観が多分に含まれます。自分を棚上げして、さも相手が悪いように仕立て上げられることも多いです。

そんな中、逆にそのブスから周りに「あの人、やさしい」となれば自分の評価が上がる可能性はあります。

しかし、ここで一つ疑問に思ったわけですが人ってそもそも異性を第三者との会話の中で褒めるような事って「少し気になっている、好意がある」という以外で考えられるでしょうか?

A「実はこの前〇〇とさしで飲んだんだけど、やさしかった」

B「え、何?あんた、〇〇のこと好きなの?」

A「まだ好きとかまではいかないけど、気にはなってるかな」

ってのが普通の会話の流れな気がします。

異性を褒めるのって少しでもプラスの感情があるからだと思うわけです。 つまり、「周りに自分のいい評判が広がる=そのブスから好かれている」という可能性が出て来ると思うわけです。

「めちゃくちゃ奢りたくないけど奢る。」と先輩は言っていたので、その相手から好かれたいとは別に思っていないのだと仮定すれば、この作戦はよさそうに見えて諸刃の剣のように見えてなりません。

 

 悪い方向の可能性

好かれたくない人から好かれるというリスクを挙げましたが、実は、もうひとつ悪い方向に働く可能性がありましたので書きたいと思います。

  みな特別扱いされたい 

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そもそも男女共通して言えることは、誰しも自分だけ特別扱いされたいという事です。(量産型のように自分を平均化したいという感情もまた別にあります)

みんなにすごくやさしい人よりも、周りに比べると自分だけさらに優しい人のほうがなびくと思います。自分にだけという表現を使いましたが、あからさまに他を適当に自分だけ特別にという扱いをする人はあまり好まれないと思います。なぜなら、周りもそれを見ているからです。

 周りからすれば、その差がわかりやすいほど両者に悪い印象を持つと思います。性格が悪い人と仲良くしている人も悪く見えてしまうのは仕方がないでしょうし。。。

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 そして誰彼構わず奢るというのは、二つ目の可能性として金づるにされる可能性があります。そうでないにしても、そのやさしさの特別感はかなり薄れます。(よく笑う人が笑うよりも、普段あまり笑わない人が笑ってくれた方が喜びが大きいのと一緒です。)

 せっかく大事なお金を使っているのにマイナスに働く可能性も充分あることを考えると何とも難しいところです。

進むも地獄、進まぬも地獄

 

結論 

そんなわけで、私の中での結論は「好かれたい相手なら、奢るべし」です。

言う相手を男に限定するなら

「セ〇〇スしたいなら、奢るべし!」

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お後がよろしいようで

 

 それでは、また(^^)/