隣のおっさんがくさい

世に対して不平不満を言いつつも何とか楽しもうと試みる弱者のブログです。

【映画ネタバレ】ゾクッとこないクリーピー

 

みなさんこんにちは、カオナシです。

 ちょっとした身の上話なのですが、わたくし元々実家が田舎の方で基本出かける際も家のカギをしてなかったり、配達とかも普通に玄関の中に置いてあったりというのが当たり前でした。

(田園ばかりで森も近い)

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インターホンというのもありませんでしたし、詳しくはわかりませんが築40~50年位の古い平屋を借家として住んでいたわけです。

(ぼっとんトイレなのも当時はほんとストレスでした。知らない人に説明しますに、水が流れない溜める形のトイレです)

 

そんな中、なりゆきで東京で一時期一人暮らしすることになったわけですが、危機管理について軽くカルチャーショックを受けました。

都会に出た姉と話した際、鍵を締めないことはあり得ないというような話をされて「自分は危機管理が出来ていないのか」と考えを改めさせられました。

人の少ない田舎だからこそ許されるルールだったわけですね。

 

そんな中一人暮らしを始めて一つ怖いものが増えました。

それはというと「インターホン」なんですよ。(;'∀')

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子どもの頃からの馴染みがない分、夜のインターホンがめちゃくちゃ怖いんですよね。

無機質な音が部屋に響き渡り、一人でいることがとても不安になります。

(たしか夜10時位に新聞の営業が来た時はホント怖かったです。その時鍵も閉めていませんでしたし。。。)

 

そんな一人暮らし生活ですが、どんな所でも隣人って重要なんですよね。

夜中に大音量で音楽を流したり、ごみを溜めすぎていて臭いがこちらに来る、ごみ出しの日を守らなかったりとか。

トラブルのもとになったりもする隣人ですが、今回はそんな隣人にまつわる映画「クリーピー 偽りの隣人」について紹介しようと思います。

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あらすじ

犯罪心理学に長けた主人公(西島秀俊)がある出来事をきっかけに警部の職を追われ犯罪心理学専攻の大学教授となった。そんななか野上(東出昌大)と再会しとある家族失踪事件に興味を持つ。

主人公は引っ越してきた場所で新たな生活をやり直そうと妻(竹内結子)と息まいていたがどうやら近くの隣人(香川照之)の様子がおかしい。徐々にその隣人は本性を見せ始め、主人公たちもそれに巻き込まれてしまう。

 

とりあえずこの映画を見ようと思っている(いた)方って予告に魅せられたからだと思います。

 

私もその中の一人で、「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。」ってのには正直失禁するかと思うぐらいワクワクしました。

(失禁は比喩です。実際、私のジュニアはそこまでガバガバではないのであしからず)

そしてラストのインターホンからの

ガチャ。。。

ほんと怖そうだし面白そう‼‼

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この画像ほんと汎用性高い

 

視聴後

なんなんだ、

これ??。。。。

 

正直この感想につきます。

かなり面白そうだったのでかなり期待していたんですがね。。。

俳優さんたちもかなり豪華なようでしたし。

西島秀俊さんと竹内結子さんが共演されるという事で、なんか見覚えあるかと思ったら「ストロベリーナイトやんけ!!」とテンションも上がっていたんですがね。。。

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まぁ私、ストロベリーナイト最後まで見てないんですけど。。。(笑)

案外途中で満足しちゃうのが、にわかである私の悪いクセです。

 

ちなみにタイトルにあるクリーピーの意味はゾッとするさま身の毛のよだつような

とのことですが、私には全然そんなことなかったのであえてタイトルに相反する言葉を並べて遊んでみました。

 

前置きが長くなりましたが、実際にどこが個人的に気に入らなかったのか話していこうと思います。

※基本私は、否定する事が好きではありません。褒めれるなら褒めたいという意思で映画を見ていることは踏まえたうえで読んでいただけると幸いです。

(批判と批評は大きく異なりますしね。)

 

残念だった点

は以下の五つです。

1、主人公がバカっぽい

2、サイコパスじゃない

3、女の子がわからない

4、証言の女の子いらない

5、警察もポンコツ

 それではそれぞれそう思った理由を、お話ししたいと思います。

1、主人公がバカっぽい

 

まず、思ったのが主人公があまり頭がよくないように見える点です。

そしてそう思った理由は以下の二つ

1、行動が迂闊

冒頭の出来事

うかつに近づきフォークで刺され人質も死亡。。。

犯罪心理に長けてるんじゃないんですかね?

説得というか正直言い回しが煽りに近いと感じたのは私だけでしょうか。

そして個人的にツボだったのがフォークで背中~腰あたりを刺され、ポケモンでいうところの瀕死みたいになったとこです。

「え、フォークの攻撃力高杉(笑)」

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2、言動も迂闊

相手が拳銃持ってるのに、「早く拳銃を置け!お前には撃てない」だとか、妻に対して「そいつは撃たないだろうからこっち来い」とか、失踪した事件の記憶を聞いて「面白い」とか言っちゃうあたりとか。

あの湯川先生ですら、そこは配慮することでしょう。。。

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「実につまらない、クソコラだ。」

 

2、サイコパス違う

そもそもの個人的なイメージですが、サイコパスっておかしなところがあるものの頭がキレる人だと思うんですよね。

(下の画像は頭キレてそうなイメージ画像です)

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そこから頭がキレるを抜いたら只の狂人でしょうし。(言葉としてキ〇〇イは直接的すぎるので狂人と表現します) 

 そして隣人があまり頭がよくないように思えた理由は以下の3つ。

1、はみ出ている

外面がいいと思いきや、変な人感がちょくちょくはみ出てしまっている。

演出として不気味さを出したかったんでしょうが、自分は初対面であの感じなら今後関係を持つのは避けますし、当然シチュー持っていきません。

2、言動も謎

そして、主人公に対して、主人公の妻を悪く言うのも「なんだかな~」って感じでした。

それによって序盤からかなり怪しまれてましたし。

3、リスク無視

薬で冷静じゃないであろう主人公の妻に車を運転させてますし。

あげくまだ洗脳出来ている様子がない主人公に銃を渡してしまうあたりとか。

リスクヘッジがあまりにも杜撰過ぎるんですよ。。。

 

3、女の子が謎

そして隣人と暮らすみおちゃん。

逃げればいいのになんで逃げないのかな。。。

私は、お母さんが人質に取られていたから迂闊に警察にも言えなかったと思っていたわけですが、隣人が母を撃とうとした際も

「お母さんだけは許して!!!!」とかはなく、殺された母を見ても案外ケロッとしててビビりました。

そして隣人が主人公に撃たれ解放されて喜んでいるような様子だったわけですが、お母さんに未練ないならとっくに逃げれるやんって思ってほんとモヤモヤ。

作内で高校にも行っていたようで監禁されていたわけでもなかったですし。

 途中、彼女も隣人と同じくサイコパスなんじゃ?と思ったりもしましたが、そうすると主人公に対して「あれはお父さんじゃないです。」と助けを求めたような発言が矛盾するので、違うのでしょうね。。。

4、証言いらない

過去の失踪事件の謎に迫るための重要なキーマンなわけですがー

あ、間違えた。。。キーウーマンなわけですが正直いなくても話が進んでいきます。

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謎を解くカギになるような情報も聞き出せていませんでしたし。。。

川口春奈さんが悪かったという事では断固として、ないです。

※キーマンでも間違いではありませんが、最近ではキーパーソンというのが一般的になりつつあるようです。

5、警察ポンコツ

主人公たちが調べていく事件なんですけど、あまりにも捜査が適当すぎるような気がします。

当初、周辺捜査したら確実にあの隣人怪しいでしょ。彼女の証言も決定的なものはなく

「昔の警察でもそれくらい分かりそうだけど」と言いたくなるような内容でした。

サイコパスから目を離して、民間人一人殺されちゃってるし。。。

手錠もしないで

何してんねん、ほんと(笑)

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ちなみに作内では、8人殺したサイコパスとして出てきました。

総評

それぞれの登場人物の行動原理に整合性がないようで、残念な仕上がりだった気がします。

奥さんも気づいたらヒステリック起こしてて、死体を見た後最初はひどく驚いたものの数分後には脅されたわけでもないのに「私も巻いちゃうわよ」って感じで死体処理の手伝いをしています。

テンポがいいというよりか、巻きでお願いされてるような感じ。

(上映時間も2時間10分と割とある方なのに。。。)

薬でボーとしてるのかと思えば主人公に注射刺したり車運転したりと冷静さもあるようでほんと謎。

 

ということで出てくる登場人物がことごとくおかしい映画だったわけですが、予告が一番面白かったという結論で締めさせていただきたいと思います。

それと、竹内結子が可愛いという事は再確認できましたので、

今日はこれまで

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それでは、また(^^)/