みなさん、こんにちは
カオナシです。
今回はサイコパスホラー映画「デーモン・インサイド」を見たのでそれについて書いていこうと思います。
感想はと言うと、微妙です。
えっと。。。
微妙です。
ホラー映画を好んで見る人からすれば、あーこういうやつねって感じになることまちがいなし。
そもそもサイコパスに関していえば、今の今まで散々題材として取り上げられています。「エスター」や「羊たちの沈黙」とか、邦画で言えば「悪の教典」や「ヒメアノ~ル」とか、片っ端から挙げていったら結構な数あります。
あまりの多さに調べていて自分もびっくりしました。
私の大好きな「ムカデ人間」もいうたらサイコパス外科医のお話ですし。
サイコパス自体擦られ過ぎていて、もう何個か変わった設定が欲しかったというのが正直な感想です。
そもそも私がサイコパスという題材を好きすぎて見まくってしまっているという問題もあるんですけどね。。。。
あとは、ホラー映画としてびっくりするシーンがほぼないです。
「ゲット・アウト」でいえば序盤の鹿さんが飛び出してくる等の不意にくるやつとか、「リング」でいえば最後の貞子氏がテレビから出てきて大音量ドーンのくる!くる!くる!きたー!のやつまで色々あるとは思うんですけどそれがこの作品には全然ないんですよ。(最近はくる!くる!くる!こない―、と思って安心したころにきたーってのもありますね。)
敵から逃げ切ったと思って安心して振り返ったら、いるとかそういう演出をしようと思えばいくらでもできるはずなんですけど、怖さが上昇してきたと思ったらそのまま尻すぼみしていくの繰り返しで、そこに関していえばスゴイもったいない気がしました。
あと、これはがっつりネタバレなんですけど、いうたらコレ「サプライズ」のレズバージョンみたいな感じなんですよね。あれは怖くないにしてもまだスプラッター映画としては勢いもあったし、ある種の爽快感があったんで、ある程度作品としては成り立っていたのかなとは思えたんですが、今作に限っては女同士になったことで力関係がどっこいなので絶望感があんまりない。割と何とかなりそうな感じが出ちゃう劣化版みたいな仕上がりでした。
だって狩られる側のジュールズが強すぎるんだもの。女VS女でもあんまり力の差を感じず絶望感が足りないのに、さらにジュールズがタフ過ぎて。。。
崖から落ちて死なないのもそうですが自分で傷を縫合したり、外れた肩直したり、折れた指をもとの方向に戻したり、設定上元お医者様らしいんですがあまりにもたくましすぎて(笑) 自分で自分の手術するとか、まさにブラックジャック。
「ひ臓を痛めてる、でも破裂はしてないわね(`・ω・´)キリ」とか言ってんだもの。
あと途中ボートを使って逃げるんですけど、なんか見てて面白いんですよ。
ジュールズ「やめてー、来ないで―(キコキコ)」
メーガン「話し合いましょ(キコキコ)」
ボートで戯れてるかのような緊張感のなさ
あとは、途中でメーガンが過去にも同じような事をやってきた証拠をジュールズが見つけるシーンがあるんですが、メーガンの目を盗んで目の前にある銃は無視して熊のはく製の裏の箱を見るというあほ。銃を取りなさい、銃を!!
気になるところを上げたらきりがないです。
- 散々今まで事故死に見せかけてきたはずなのに、ちゃんと死んだか確認してなかったり。
- 隣人殺して湖捨ててるのに、ジュールズだけは再度事故死に見せかけようとしてたり。
- と思ったら、胃の中が空だと怪しまれるとか妙な所だけ慎重だったり。
- 油断させようと演技しても、途中途中で「クソッ」とか心の声が漏れちゃったり。
- 逃げ切れたのに、心変わりしてやっぱとどめを刺しに戻ったり。
あと、映画のポスターもそうですけど愛してないですからね、メーガンも別に愛してなかった的なことをジュールズに言ってますしキャッチコピー考えた人は映画ちゃんと見てないのではと心配になります。
今からでもいいから「愛してない 殺しきれない」に書き直してほしい(笑)
それはそれで意味わかんなくなっちゃうけども
まぁ、ツッコミながら友人と見るならありなんじゃないでしょうか。
さほど怖くありませんし、後味も全然悪くありません。
後味が悪くないと言えば「スペル」もそうです。こちらのホラー映画は、後味が悪くなくてもちゃんとホラー映画として怖いですし勢いの面白さも楽しめるのでお勧めです。
個人的に挿入曲というか、途中メーガンが歌うデーモンインサイドの唄は不気味でよかったです。
今回はそんなところで
それでは、また(^^)/